さいたま市内をはじめ、蓮田市、上尾市、春日部市、川口市など埼玉南部一円にてお墓のお仕事をしております、有限会社石の富士家の安部です。さいたま市思い出の里霊園の芝生墓地にて、合葬墓への改葬・お墓じまいをさせていただきました。

 

さいたま市思い出の里霊園 芝生墓地　お墓じまい

 

知人からの紹介で、お電話でお問い合わせをいただきました。さいたま市思い出の里霊園にお墓があり、お墓の名義人だった旦那様を亡くされた奥様で、今は県外にお住まいの方でしたので今後は管理していくのが難しいということから、お墓を処分して墓地を返還したいとご希望でした。納められているご遺骨は、思い出の里霊園の合葬墓へ納骨したいとお考えでした。

 

こちらがご相談のお墓です。芝生墓地にありました。お墓じまいの際は、区画番号等や正面のお名前などを詳しく伺って、現地でお墓を確認してお見積りを差し上げます。その後、ご依頼をいただくことができました。

今回はお客様がご事情でお越しになれないので、ご遺骨の改葬までお願いしたいとお話いただいていました。霊園の管理事務所の方にお会いしてご事情をお話し、お客様も直接お電話を入れてくださったので、問題なくとりかかることができました。まずはお墓の解体工事の前にご遺骨を取り出し、合葬墓へ納骨をさせていただきました。

 

工事が始まっています。一番上の棹石、拝石や香炉・花立などすべて取り外しました。ここからは台車に乗せて、車まで石を運びます。

 

近くの参道に停めたトラックまで解体した石を運び、荷台に詰め込んでいきます。今回は大きなクレーン車を使うほどではありませんでしたが、ひとつひとつ安全に気を付けながら運びます。

 

思い出の里霊園の芝生墓地は、このような縦長のコンクリートカロートが既設されています。その上に蓋石が前後２枚あり、奥の蓋石の上に墓石本体を設置する形になっています。納骨する際や取り出しの際は、手前の香炉や拝石などを一旦取り除き、手前側のコンクリートの蓋石を取り外して行います。お墓じまいの際は、このカロートの中も清掃してきれいにして、次に使われる方に気持ちよく使っていただけるようにして返還します。

 

清掃まで完了しました。手前の蓋石は区画番号が記されています。墓石が設置されていた蓋石は、接着のためのボンドやセメントがついていればきれいにはつって取り除きます。県外にお住まいのお客様には、施工の際の様子を撮影したお写真をご郵送して、工事完了のご確認をいただきました。とてもお喜びいただけて、先日はお手紙を添えたお菓子を送ってくださいました。ありがとうございます^^

 

最近は、コロナの影響で遠方への移動が難しく、お墓じまいの際に現地で立ち会うことができないケースも多くなっています。今回のお客様も「本当は行きたかった」と残念そうにおっしゃっていましたし、ご不安も大きかったと思います。ですので、できる限り安心していただけるように細かくお打ち合わせをしたり、管理事務所の方とも直接お会いしてお話したり、お客様・管理事務所の方と連携を取りながら、「精一杯お気持ちにお応えしよう！」と心掛けて進めさせていただきました。その甲斐あって安心してお任せいただくことができ、とても喜んでいただけてありがたい限りです。スピーディに進められたことも喜んでくださっていました。これからも、お客様のお気持ちに精一杯寄り添ったお手伝いを続けていきたいと思います。