さいたま市営思い出の里霊園にて、追加彫刻を行いました。現地確認から完成まで、メールとお電話でのやりとり
さいたま市内をはじめ、蓮田市、上尾市、春日部市、川口市など埼玉南部一円にてお墓のお仕事をしております、有限会社石の富士家の安部です。さいたま市営思い出の里霊園にて、追加彫刻のご相談をいただきましたのでご紹介します。
【さいたま市営思い出の里 追加彫刻】
ホームページをご覧になったお客様からお電話をいただきました。お父様がお亡くなりになったまだお若い息子さんで、お墓への追加彫刻をご希望でした。当店で建てたお墓ではありませんでしたが、思い出の里霊園で彫刻をしてくれる石材店を探して当店にご連絡くださったようでした。区画番号等を伺ってお墓へ向かい、彫刻する場所等の確認をしました。その後は、今回はお客様とメールでやり取りをして彫刻の内容等を決めていきました。
まずは、現地確認の際に「字刷り」をしたものを元に文字を決めて原稿を起こします。「字刷り」は、お墓にすでに彫られている文字をトレーシングペーパーなどに写し取ることです。お墓の文字の追加彫刻は基本的に、大きさや書体・文字の間隔などを、以前からあるものときれいに揃えて行います。以前に当店で作ったお墓であれば、同じ文字で原稿を作成すればよいのですが、他店で施工したものや昔作られたお墓などの場合は、こうした「字刷り」を行って文字を決めていくことになります。
そのほか、彫刻する内容については、今回はお客様とのメールのやり取りで、ご生前のお名前をそのまま彫ることに決まりました。「字刷り」で文字を決めて原稿を起こし、それをPDFにしたものをお客様へメールで送ってご確認いただきました。最近はこうしたやり取りもメールで簡単にすばやくできるようになったおかげで、作業にもすばやく入れます。
追加彫刻の当日です。基本的に、追加彫刻は現地で行います。「工場へ墓石を持ち帰って彫刻するんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、現在は技術の進歩でこうして現地で行うことが可能になっています。彫刻の際に使用するコンプレッサーなど、必要な道具を積んだ専用の車をお墓の近くに停めて作業をします。赤いホースはコンプレッサーのエアーを送るホースです。
今回彫刻をするお墓は、芝生墓地にありました。お墓の背面に追加の彫刻をします。彫刻部分を養生して準備が完了したら、彫刻開始です!
彫刻をしたあと、文字の色入れをしました。お墓正面と同じ、白い色を入れました。
今回は完了のご報告はお電話で差し上げて、メールでお写真を送って出来上がりをご確認いただきました。結局、残念ながらお客様には一度もお会いしないままでしたが、仕事ぶりをご満足いただけたようで、気付いたらこんなコメントも入れてくださっていました^^
一度もお会いできなかったお客様にも安心してお任せいただけたことは、とてもうれしい限りです。わざわざお声を寄せてくださり、ありがとうございます。お困りのことがございましたら、今後はどうぞお気軽にお声かけください。
お仕事でお忙しく時間の取れない方・遠方にお住まいで来られない方など、お会いすることなくお仕事をお任せいただくことも、時代の変化とともに増えてきました。今後はもっと増えていくかもしれませんね。直接お会いすることがないからこそ、打ち合わせも丁寧に、伝達ミスなどがないようにより確実に行うよう注意しています。今回はメールでしたが、もちろん郵送でのご対応も可能です。どうぞ安心してお任せください^^
埼玉のお墓彫刻センター【石の富士家】